43才・女性
7月にバレーボール試合中に転倒して左鎖骨を骨折し、整形外科や整骨院などで治療を受けて
いた方です。10月初旬に来院されました。左肩関節の可動域は正常の4分の1以下に制限され、
肩関節と肘関節が長期固定の結果、著しく硬くなっています(関節拘縮)。筋肉もやせてしまい
(筋萎縮)、力が入りません。固定期間中であっても早期からリハビリを行わないと、段々と関節や
筋肉の機能が衰えてしまいます。複数の先生が診察して治療していたのですが、結果的には良くない状態になってしまったケースです。
骨癒合は十分に得られていましたので、すぐにでも積極的なリハビリと訓練を開始して
出遅れた分を分を取り返さなければなりません。かなりハードな訓練をお願いしましたが、もともと
県の強豪バレーボールチームの選手ですから、根性は筋金入りです。本当に頑張ってくれました。
頭が下がるほど弱音を吐かず積極的に次々とメニューをこなしてくれました。
12月20日現在、関節可動域は95%以上回復し、バレーボールも90%程度までできるようになりました。来年早々の試合で完全復帰を目指して頑張っています。
骨折のリハビリは、固定をした瞬間から始まります。関節も筋肉も動かさなければ衰えます。固定している患部に悪影響がなければ、早期から積極的に動かすことが何より肝心です。
ただし、何でも動かせばいいというものではありませんからご注意くださいね。