23歳・男性
バイク運転中に飛び出してきた子供を避けようとして自ら転倒した際、左手関節を地面に
着いて負傷しました。あまりの痛みにしばらく動けず、救急車で病院に搬送されました。
レントゲン検査の結果は骨に異常は認められず、痛み止めと湿布を処方され帰宅しました。
しかし、帰宅後も痛みがひどくなり1日会社を休みましたが、2日経っても痛みが治まらず
来院されました。
左手関節に熱感と腫脹が認められます。手関節は伸展・屈曲ともに10度以内で制限され
ひどく痛がります。尺骨と月状骨間、舟状骨と月状骨間の関節に著しい制限が認められます。
また、肘関節にも屈曲制限がありました。手関節と手根骨間関節、肘関節の亜脱臼と考えられました。
少々痛いのですが、それぞれの関節を整復しました。20秒程で終了し、整復はうまくいきました。
その後、固定を施し、翌日に再検しました。腫脹は半分以上消退し、手関節の可動域はほぼ正常と
なっていました。患者さんも、「5~6時間後に急に痛みがなくなり、動かせるようになった」と言って
驚いていました。
時間が経って腫脹と痛みが強かったので、整復も痛かったかと思います。
しかし、整復によって関節が矯正されれば、痛みや腫脹は大幅に軽減します。あらためて人間の
体の不思議さと柔道整復術の効果を認識しました。