50歳代・女性
自宅で正座して書き物をしていて、立ち上がろうと左足を動かしたときに膝部に激痛が
はしり、全く動けなくなりました。ご家族から電話があり、ピクリとも膝が動かず痛がるので
往診してほしいとのことでした。ご近所なので診療の合間に伺いました。
患者さんは、まさに立ち上がろうと膝関節を動かした途中で固まったままの状態でした。
膝関節が曲がったまま動きません。痛みも強いようです。検査したところ、どうやら左膝関節の
外側半月板が関節内ではまってしまったようです。これを「ロッキング」といいます。
仰向けに寝かせて、慎重に整復操作をおこないました。「ガクン!」という鈍い音とともに関節が動きました。
整復成功。関節は正常の動きをとり戻しました。
翌日は歩いて来院。まだ痛みはあるものの、たいへんいい状態です。
しかし、膝関節のロッキングは半月板の損傷を基盤として発生しますので、近いうちに半月板の
状態について専門的な検査が必要になります。