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症例)腱鞘炎かと思ったら。

症例)腱鞘炎かと思ったら。

投稿日: 2008年11月27日

40歳 男性

 手をよく使う職人の方です。仕事で右手首を動かしているうちに痛みだし、使えなくなって
しまいました。

痛みは右手関節背側と中手部背側にあります。屈曲、伸展、回内でひどく痛み、握力の低下も
顕著です。熱感や軽度の腫脹も認められ、手指伸筋腱の圧痛があります。
一見、腱鞘炎のような所見ですが、調べてみると橈骨と舟状骨間に屈曲制限が認められました。

 経験的ですが、手関節の関節可動障害に対する整復操作は痛みを伴うことが多いのです。
ゆっくりと愛護的に整復操作をして80%程度動きが回復したので、その日は終了しました。

 3日後、ずいぶんと痛みが軽減されました。同じ整復操作をして今度は90%程度まで動かせました。
痛みも大幅に軽減し、経過は良好です。

手関節周囲の腱鞘炎らしき症状の中に、手関節や手根骨間関節の可動障害が比較的多く見受け
られるように思います。特に長期にわたって腱鞘炎といわれて治療している方々に、これらの関節
可動障害が存在していることが多いので注意が必要です。

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