21歳 男性
両手足の持続する振戦(ふるえ)を訴える大学生。
しびれ、顔面蒼白、胸部苦悶、微熱、不安感を訴えます。
神経学的な所見はなく、評価した結果、重大な病態はありません。
「過換気症候群」を疑い、ただちにペーパーバッグ法を行いました。
5分ほどで振戦は消失し、顔色も回復しました。
何でも、本日の午後に重大な試験があり、昨日から寝ないで勉強して
いたそうです。普段から色々な不安感やストレスがあり、最近は睡眠時間も
少なく、食事も不規則とのこと。
過換気症候群とは、精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足や
唇の痺れや動悸、目眩等の症状が引き起こされるものです。背景に精神的な
問題が隠されていることが多いと考えられています。