他のスポーツを除外して1つのスポーツのみに集中して活動している小児では、
関節などが損傷される頻度の高いことが米国スポーツ医学会(AMSSM)2011年
度集会で報告されました。
1つの運動競技に専念する小児が損傷する可能性は、複数のスポーツを
行っている小児のほぼ2倍であったと報告しています。
報告では、さまざまなスポーツをする平均年齢13歳の若齢アスリート154人に
ついて検討しました。
その結果、損傷したアスリートでは60.4%に特化がみられました。
特にテニスや体操、ダンスなどより専門性の高いスポーツはより重度の
過剰使用(overuse)損傷と関係していました。
Jayanthi氏は「この知見が予備的なものである」と強調しつつも、
「スポーツの特化とともに訓練の強度にかなり大きな差が認められたとしています。
損傷する第1の理由は、同じ筋肉群の反復使用と脊椎など成長部分へのストレスで、
第2は曝露リスクとし、1つのスポーツが非常に得意になれば上手になり
、強度が高まると述べています。さらに小児の身体で成人のようなスポーツ技術が
発達するが、成長過程の身体はおそらくこれに耐えられない」と述べています。
厳しい訓練が成長期の若齢アスリートの身体に及ぼす影響をさらに詳細に検討する
必要があります。
別の専門家は、「保護者は子どもには複数のスポーツをさせ、身体がより成熟する
高校生になって特化させるほうが安全である」とも述べています。
やはり、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。